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細道の記事一覧

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夏祭り(細道組) 

改めて思った。

細道の二人、難しい…!
設定や話の流れも考えていたはずなのに、ちっともうまくまとまってくれませんでした。


・現代…?少なくとも旅の途中ではない。
・曽良くんがデレデレみたいな感じになりました。
・蕎麦のつもり…なんだけど…?
・読み直しして書き直すかも…
・今までで一番別人フラグ

こんなのですが読んでくださる方は追記から…
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▼今日、お祭りみたいだよ!▼

君といる幸せ(曽芭曽?) 

「曽良くん・・・」

旅の途中、少し前を歩く彼に声をかける。勿論、振り返ってくれるはずもないんだけど。

「そ、ら・・・くん。」

さっきより少し大きめの声で懲りずにもう一回。
振り返るはずもないし、期待するだけ無駄だってこともわかってるのに、やはり口からこぼれるのは彼の名前で。
夜の空みたいに黒くて、さらさらな髪。結構広い背中。細くて長い、綺麗な指。

「曽良、くん・・・」

あぁ、この溢れそうなくらい胸いっぱいの気持ちをどうしたらいいんだろう。
名前を呼ぶだけで、こんなにも幸せな気分になるなんて。

「そ・・・ら、ぐほぁっ!!」

腹に、もう慣れつつある重い痛みが突然やってきた。・・・ついさっきまで、ずっと前にいたのに。行動早男っ!!

「うるさいですよ、芭蕉さん。先程から何なんですか。」

私のためだけに開発したという断罪チョップの構えのまま、曽良くんは冷たい目を向けて問いかけてくる。
私は涙目になりながら曽良くんを見上げて口を開いた。

「ホント容赦ないよね。・・・私、一応師匠なのに。」

「質問に答えなさい。くだらなかったら断罪しますよ。」

曽良くんの目が鋭くなるのが分かった。

「ヒッ!い、言う!言うよ!けど、その・・・くだらない、かも・・・」

「良いから早く言ってください。準備はしておきます。」

こ、怖い・・・!でもでも、言うって言っちゃったし・・・。
思わず、ごくりと唾を飲み込む。

「そ、曽良くんが、さ・・・その、すっ・・・好きだなぁって、思って。」

「は・・・?」

予想外だったのか、理解できないという風に聞き返す曽良くんの声に、私はうつむいて続ける。

「そ、それでっ・・・好きだなぁって、思ったら・・・名前、呼びたくなって。」

うわ、なんか・・・顔が熱い。松尾、結構恥ずかしいこと言ってない?
でも、言うって言ったし・・・はっきり、伝えたい。

「なんとなく、口にしてみたら、なんか・・・凄く、幸せな気持ちになって。もっと、呼びたくなって。あっ、別に振り返ってほしかったわけでも、曽良くん怒らせるつもりもなくて!」

はっとして慌てて顔を上げてフォローしようとしたら、曽良くんは驚いたような・・・戸惑ったような?そんな顔をして微動だにしなかった。

「そ、ら・・・くん・・・?」

どうしたんだろう・・・?はっ!まさか、密かにこうやって力を集中させてるとかっ!?

「・・・あまりにくだらなすぎて、断罪する気も失せました。先を急ぎますよ、芭蕉さん。」

でも、曽良くんは私の言葉で気がついたようにいつもの無表情に戻して、言いながら私の腕を掴んで歩き出した。
あれ・・・もしかして、これは・・・

「・・・引きずられたいんですか?それならそのまま歩きますが。」

その言葉に慌てて歩き出す。けれど、それは口だけだってことを、私と目を合わせないでいつもよりゆっくりと歩く姿が教えてくれた。
様子を伺いながら、そっと手を握ってみる。何の抵抗もなく、曽良くんは歩き続けた。
さらさらと揺れる髪の間から、ほんのり赤い耳が見え隠れする。

・・・うん。本当に幸せってことは、きっとこんなことを言うんだろうね。


――――――――――――――――

誰だろう、この二人。
とりあえず、曽良くんと芭蕉さんではないことは確かです。←
こんなものネットに載せて申し訳ありません。
ほのぼのっぽい話が書きたくなったんです!>_<;
すみません。結局何が言いたいのか書いた私自身、皆目見当がつきません。

こんなものを最後まで読んでいただきありがとうございました。

ランドセル(芭蕉+子曽良) 

入学式を目前に控えた日曜日。曽良は芭蕉とともにランドセルを買いに来ていた。
最近は様々な色や形が出ていて、どれにするか二人は決められずにいた。

「よし、曽良くん。これにしよっか。」

不意に、芭蕉が沢山あるランドセルのうちのひとつを手に取り、そう言った。
それは、曽良が最初に目を引かれたランドセルで、色々見ながらもなんだかんだで気になっていたものだ。

「なんで・・・ですか?」

そのことを気付かれていたのか知りたくて、曽良は様子を伺うように芭蕉に問いかける。すると芭蕉は「だって・・・」と、笑顔で続けた。

「曽良くん、これ気になってたんでしょう?かっこいいもんねー、これ。」

気付かれていた。そう理解した途端、なぜか曽良は無性に恥ずかしくなった。
それを認めたくなくて、わざと不機嫌そうに答える。

「別に、ランドセルがかっこいいわけでは・・・」

「ん?」

ちいさな呟きだったせいか聞こえなかったらしく、芭蕉が不思議そうに聞き返してくる。

「っ・・・」

「・・・?ほら、背負ってみせてよ曽良くん!きっと似合うよ?」

何も答えない曽良に首をかしげながらも、 芭蕉は手に持っていたランドセルといそいそと曽良に背負わせようとする。
曽良は、表面上は不機嫌そうなまま促されるままにランドセルを背負った。

「かっこいい~!似合うよ、曽良くん!ほら、帽子帽子!」

まるで自分のことのようにはしゃいで、芭蕉は安全帽も曽良にかぶせる。

「あの、芭蕉さ・・・」

「なぁに?曽良くん。」

まるで着せ替え人形のように扱われて苛立ってきた曽良が文句を言おうと顔を上げると、芭蕉はとても嬉しそうな笑みを浮かべていて。
その表情に、曽良は自分の頬が熱くなったのを感じた。

「いえ・・・ランドセル・・・ありがとう、ございます・・・」

「っ!・・・どういたしまして。」

曽良の少し恥ずかしそうな礼の言葉に、芭蕉は一瞬驚きに目を見開いたが、すぐに嬉しそうに目を細めて微笑み返した。



――――――――――――――――

027様の子曽良くんを見て浮かんでしまった小話です。
頭に浮かんだ時はここまで別人ではなかったはずなのですが・・・あれぇ??
027様、素敵絵なのにこんなもの書いてすみません。気に入らなければ即削除させていただきますのでっ・・・!

でも、こんな感じでこのブログには小話を書いていきたいと思っております。

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由良
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