ただ閻魔に血を飲ませたかっただけ。
admin≫
2009/10/01 20:40:07
2009/10/01 20:40:07
ホントにそれだけです。
・gdgdにもほどがある。
・とりあえず鬼閻のつもり。
・閻魔が鬼男の血を飲みます。
書きたいことが上手くまとまらなくなりました。
これからは設定とか流れとかを決めてから書き出すように…できたらいいなと思ってます。
・gdgdにもほどがある。
・とりあえず鬼閻のつもり。
・閻魔が鬼男の血を飲みます。
書きたいことが上手くまとまらなくなりました。
これからは設定とか流れとかを決めてから書き出すように…できたらいいなと思ってます。
▼つづきはこちら▼
「ねー…いいじゃん、ちょっとだけ!ほんのちょっとで良いからさぁ…。」
仕事の合間、閻魔が鬼男の袖を引っ張ってねだるように声をかける。
「仕事中はダメだっつってんだろ。欲しけりゃ仕事をさっさと終わらせてください。」
鬼男はいつものファイルから目を離さずに言い返す。
赤みが増して艶やかな光を放つ紅玉と目を合わせたら、抵抗できなくなるから。
「うー、喉渇いたぁー…」
「我慢しろ。アンタ僕の血を飲むと使い物にならなくなるんですから。」
鬼の力を抑制するためなのか、単純に食欲などと同じように体が欲しているだけなのか鬼男にはよく分からないが、不定期に閻魔は血を欲しがる。
空腹を訴えるのと同じように、喉が渇いたと言って鬼男の袖を引っ張るのだ。
「ねー、鬼男くぅーん…」
「ダメです。」
なおも袖を引っ張って催促する閻魔の手を今度こそ振り払う。
あまり我慢させてしまうと閻魔も鬼男も辛いので、できるなら早めに飲ませてやりたい。
「はぁ…鬼男くんの、意地悪ぅ…」
「…早く飲みたいんでしょう?文句言ってる暇があるならさっさと終わらせるぞ。」
執務机にしんどそうに突っ伏す閻魔の頭を、ペシッとファイルで叩いてたしなめる鬼男。
「むー…分かったよ。じゃあ、次呼んで。」
渋々といった様子で起き上がり、閻魔は言った。
辛そうではあるが、残っている死者を捌くだけの余力はありそうだ。
「はい。…では、次の方どうぞ。」
◇◇◇
「今日の裁きはこれで終わりです。大王、お疲れさ…っ!」
全員を裁き終え、チェックも終えた鬼男が閻魔にいつも通り報告していると、それすら待ちきれないと言うように閻魔が手を伸ばして抱きついた。…熱っぽい視線と目が合う。
「ちゃんと、待ったよ。だから、早く…ちょーだい…?」
「っ…」
熱い吐息と上目遣いでねだる閻魔に、鬼男は息を飲んで動きを止めた。…紅玉に誘われるように、拍動が大きく、早くなる。
仕事も終わったし、約束は約束だ。
「…飲みすぎないで下さいね。」
「ん…」
ため息混じりに鬼男が答えると、閻魔は嬉しそうに瞳を輝かせて鬼男の首筋に唇を寄せた。
「ふふっ、いただきます。」
「ぃっ、つ…!」
よほど我慢していたのだろう。勢い余るくらい容赦なく、閻魔は目の前の首筋に鋭い牙で噛みついた。
鬼男が脈打つ度に、喉を鳴らして喜ぶ閻魔。
次第にかなりの熱を持っていた閻魔の体はいつも通り落ち着いていき、先程までの見る者を魅惑するような瞳の艶やかさもなりを潜めていった。
「ふ…は、ぁ…」
満足したのか、閻魔は鬼男から口を離し、とろん…と眠そうな瞳で彼を見上げる。
「満足できましたか?」
飲みきれず閻魔の口端を伝う赤を、頬を撫でるように指で拭ってやりながら、鬼男は優しく問いかけた。
「ん…ごちそー、さまぁ…」
こてん、と鬼男の胸に体を預けて舌足らずに答える閻魔。
「なら良いです。どうぞ、おやすみなさい。閻魔大王…」
ふわりと安心させるように柔らかく閻魔の頭を撫でながら鬼男が言うと、閻魔は抵抗なくゆっくりとまぶたを下ろした。
それからすぐに聞こえてくる、穏やかな寝息。
「ったく、思いっきり噛みつきやがって…」
片手で閻魔を支えながら、空いた手で傷口を押さえる。
もちろん、もう出血は止められているが、傷跡も痛みもわずかに残っていた。
「飲みすぎんなっつったのに…」
我慢した反動がやはり出たのか、閻魔はいつもより多めに飲んだようで、少し頭がくらくらする。
しかし、いつまでもこの状態でいるわけにもいかない。鬼男は軽くため息をついてから安心しきった様子で眠る閻魔を抱き上げた。
「んん…」
途端に、甘えるようにすり寄ってくる閻魔。
赤子のようにきゅっと鬼男の服を握ると、幸せそうに微笑んだ。それを見て、鬼男も自然と笑みを浮かべる。
「よっ…と。」
閻魔の私室に入り、そのまま起こさぬよう布団を整え、ベッドに寝かせる。
邪魔そうな帽子はいつものように枕元に。
掛け布団をかけてやって、さて仕事場を片付けようかと立ち上がったところで急激な目眩に見舞われた。
「っ!」
足に力が入らずそのまま上半身が布団にへたり込む。
「はぁ…っ、しんど…」
ふかふかの布団に体を沈めてしまうと、起き上がるのが嫌になってくるもので。
――今日はもうこのままここで寝かせてもらおうか。
そんなことが頭をよぎると、本格的に起き上がりたくなくなり、疲れと貧血のせいか眠くなってきた。
しかし、本当に仕事が終わったそのままの状態で放置されているし、もちろん明日の予定確認も準備も済んでいない。
「あー…もういいや。」
閻魔の寝息を聞いていたらどうするか考えるのもバカらしくなってきて、鬼男は一人呟くと閻魔の隣に横になった。
「んー…ん、ぅ…」
すると気配を無意識でも感じ取ったのか、閻魔がすかさず甘えるようにすり寄ってくる。
「…お休みなさい、大王。」
明日は朝から忙しくなるが、同じように閻魔を叩き起こして手伝わせてやろうと、そんなことを思いながら鬼男も閻魔の寝息につられるように眠りについた。
【終】
―――――――――
逆に閻魔に鬼男の血を飲ませてみました。
最初は、鬼の気にやられないようにするためにとか、血を飲むことで鬼男の行動を制限してるとか、強すぎる自分の力を抑えるために鬼の血を飲まなければいけないとか、色々考えていたのですが…上手くまとまらず、結局なんで閻魔に血を飲ませたのか分からなくなってしまいました。
文章力、表現力、発想力を身に付けたい…orz
仕事の合間、閻魔が鬼男の袖を引っ張ってねだるように声をかける。
「仕事中はダメだっつってんだろ。欲しけりゃ仕事をさっさと終わらせてください。」
鬼男はいつものファイルから目を離さずに言い返す。
赤みが増して艶やかな光を放つ紅玉と目を合わせたら、抵抗できなくなるから。
「うー、喉渇いたぁー…」
「我慢しろ。アンタ僕の血を飲むと使い物にならなくなるんですから。」
鬼の力を抑制するためなのか、単純に食欲などと同じように体が欲しているだけなのか鬼男にはよく分からないが、不定期に閻魔は血を欲しがる。
空腹を訴えるのと同じように、喉が渇いたと言って鬼男の袖を引っ張るのだ。
「ねー、鬼男くぅーん…」
「ダメです。」
なおも袖を引っ張って催促する閻魔の手を今度こそ振り払う。
あまり我慢させてしまうと閻魔も鬼男も辛いので、できるなら早めに飲ませてやりたい。
「はぁ…鬼男くんの、意地悪ぅ…」
「…早く飲みたいんでしょう?文句言ってる暇があるならさっさと終わらせるぞ。」
執務机にしんどそうに突っ伏す閻魔の頭を、ペシッとファイルで叩いてたしなめる鬼男。
「むー…分かったよ。じゃあ、次呼んで。」
渋々といった様子で起き上がり、閻魔は言った。
辛そうではあるが、残っている死者を捌くだけの余力はありそうだ。
「はい。…では、次の方どうぞ。」
◇◇◇
「今日の裁きはこれで終わりです。大王、お疲れさ…っ!」
全員を裁き終え、チェックも終えた鬼男が閻魔にいつも通り報告していると、それすら待ちきれないと言うように閻魔が手を伸ばして抱きついた。…熱っぽい視線と目が合う。
「ちゃんと、待ったよ。だから、早く…ちょーだい…?」
「っ…」
熱い吐息と上目遣いでねだる閻魔に、鬼男は息を飲んで動きを止めた。…紅玉に誘われるように、拍動が大きく、早くなる。
仕事も終わったし、約束は約束だ。
「…飲みすぎないで下さいね。」
「ん…」
ため息混じりに鬼男が答えると、閻魔は嬉しそうに瞳を輝かせて鬼男の首筋に唇を寄せた。
「ふふっ、いただきます。」
「ぃっ、つ…!」
よほど我慢していたのだろう。勢い余るくらい容赦なく、閻魔は目の前の首筋に鋭い牙で噛みついた。
鬼男が脈打つ度に、喉を鳴らして喜ぶ閻魔。
次第にかなりの熱を持っていた閻魔の体はいつも通り落ち着いていき、先程までの見る者を魅惑するような瞳の艶やかさもなりを潜めていった。
「ふ…は、ぁ…」
満足したのか、閻魔は鬼男から口を離し、とろん…と眠そうな瞳で彼を見上げる。
「満足できましたか?」
飲みきれず閻魔の口端を伝う赤を、頬を撫でるように指で拭ってやりながら、鬼男は優しく問いかけた。
「ん…ごちそー、さまぁ…」
こてん、と鬼男の胸に体を預けて舌足らずに答える閻魔。
「なら良いです。どうぞ、おやすみなさい。閻魔大王…」
ふわりと安心させるように柔らかく閻魔の頭を撫でながら鬼男が言うと、閻魔は抵抗なくゆっくりとまぶたを下ろした。
それからすぐに聞こえてくる、穏やかな寝息。
「ったく、思いっきり噛みつきやがって…」
片手で閻魔を支えながら、空いた手で傷口を押さえる。
もちろん、もう出血は止められているが、傷跡も痛みもわずかに残っていた。
「飲みすぎんなっつったのに…」
我慢した反動がやはり出たのか、閻魔はいつもより多めに飲んだようで、少し頭がくらくらする。
しかし、いつまでもこの状態でいるわけにもいかない。鬼男は軽くため息をついてから安心しきった様子で眠る閻魔を抱き上げた。
「んん…」
途端に、甘えるようにすり寄ってくる閻魔。
赤子のようにきゅっと鬼男の服を握ると、幸せそうに微笑んだ。それを見て、鬼男も自然と笑みを浮かべる。
「よっ…と。」
閻魔の私室に入り、そのまま起こさぬよう布団を整え、ベッドに寝かせる。
邪魔そうな帽子はいつものように枕元に。
掛け布団をかけてやって、さて仕事場を片付けようかと立ち上がったところで急激な目眩に見舞われた。
「っ!」
足に力が入らずそのまま上半身が布団にへたり込む。
「はぁ…っ、しんど…」
ふかふかの布団に体を沈めてしまうと、起き上がるのが嫌になってくるもので。
――今日はもうこのままここで寝かせてもらおうか。
そんなことが頭をよぎると、本格的に起き上がりたくなくなり、疲れと貧血のせいか眠くなってきた。
しかし、本当に仕事が終わったそのままの状態で放置されているし、もちろん明日の予定確認も準備も済んでいない。
「あー…もういいや。」
閻魔の寝息を聞いていたらどうするか考えるのもバカらしくなってきて、鬼男は一人呟くと閻魔の隣に横になった。
「んー…ん、ぅ…」
すると気配を無意識でも感じ取ったのか、閻魔がすかさず甘えるようにすり寄ってくる。
「…お休みなさい、大王。」
明日は朝から忙しくなるが、同じように閻魔を叩き起こして手伝わせてやろうと、そんなことを思いながら鬼男も閻魔の寝息につられるように眠りについた。
【終】
―――――――――
逆に閻魔に鬼男の血を飲ませてみました。
最初は、鬼の気にやられないようにするためにとか、血を飲むことで鬼男の行動を制限してるとか、強すぎる自分の力を抑えるために鬼の血を飲まなければいけないとか、色々考えていたのですが…上手くまとまらず、結局なんで閻魔に血を飲ませたのか分からなくなってしまいました。
文章力、表現力、発想力を身に付けたい…orz
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